2020年10月16日(金) 製缶加工品と大型H鋼の歪矯正

製缶加工品の組み立て

製鉄所で作られた大型H鋼の歪を矯正しています。

2020年9月26日(土) オイルタンク製作

オイルタンクの土台を溶接しています。

2020年8月11日(火) 【特別編】思い出の自転車 復旧ストーリー 後編

2017年6月某日
佐々木鉄工ベンディングに持ち込まれた1台の外国製自転車
持ち主さんの思い出が詰まった自転車の再生にいよいよ動き出します。

この記事は、外国製自転車にまつわる悪戦苦闘のお話を前編・後編の2回に分けてご紹介する【特別編】後編の記事になります。前編をまだ読まれていない方は、ぜひ前編からご覧ください。

持ち主さんからの直接のご依頼で始まった外国製自転車の修復ですが、元々特殊なフレーム構造と材料を採用していたこともあり、一筋縄では進まない工程となりました。

歪んでしまった鋼は耐久性が著しく落ちるため、構造を記録した上で取り除き、新しく近似した形状・素材でフレームの補強・修復を進めます。

細く格子状に組まれ、計算しつくされたバランスを丁寧に再現しつつ、溶接による歪・変形に気を付けながら、都度、拘束・矯正をしてメインフレームは従来の形を取り戻しました。

溶接熱によるオリジナルシール等の焼けや、再塗装での汚しに注意し、修復箇所の着色・クリアー塗装をして磨き上げました。

そして、ホイール・タイヤ・ギア・ワイヤー類をメンテナンスするために、十和田市のロードバイクを扱う自転車屋の方に連絡をし、事情を説明したところ快く引き受けてくれました。

極力オリジナルのまま、持ち主さんの思い出を残すよう心掛け、ギア・レバー・操作系はオリジナルを分解清掃してもらい、ワイヤー類は経年劣化があるので新品に交換してもらいました。

ホイールだけは大きく曲がっており、どうしても交換しなくてはいけません。
もともとのホイール径と同径のホイールは現在の日本にはまったく無く、自転車屋の方にスポークから製作して頂きホイールが完成しました。

ここまで来たら、タイヤも同じ物と思ったのですが、さすがに何十年も前のタイヤと同じ物もなく、こちらは同じメーカーの後継品になりました。


そして迎えた、お引渡しの日

持ち主さんは娘さんと一緒にお二人でお引取りにいらっしゃいました。

じつは、今回の自転車修理の発端は、高校生の娘さんが近所へ出かける際に自転車に乗ったまま交通事故にあい、その時に破損したものです。

自転車は大破しましたが、幸い娘さんは大事に至らず、お父さん(持ち主さん)が普段から大事にしていた自転車が家族の身を守った形となりました。

引き取りにいらっしゃったお二人は元の形に戻った自転車をみて大変満足していただき、笑顔で帰られました。

持ち主さんの熱意でご依頼いただいた自転車の修復は当社スタッフの技術と根性で、また理解ある自転車屋の方のご協力で、我々の思い出に残る仕事になりました。

2020年7月20日(月) 【特別編】思い出の自転車 復旧ストーリー 前編

2017年6月某日
佐々木鉄工ベンディングに1台の外国製自転車が持ち込まれました。

事故で大破したというその自転車は、メインフレームが曲がり、だれの目からも、もう乗ることは出来ないだろうといった状態でした。

今回のブログでは、この外国製自転車にまつわる悪戦苦闘のお話を前編・後編の2回に分けてご紹介いたします。

今から、さかのぼること3年ほど前
当社代表の佐々木のもとへこんな相談が舞い込みました。

「思い出のつまった自転車が事故で壊れてしまい、修理できるところを探している人がいる」

自転車であれば、自転車屋へ持ち込んで直すのが当然だが、よくよく話を聞いていくと
「自転車は外国製でもう生産されていないもの」とのこと、
さらに「フレームが曲がっていて金属加工の技術が必要かもしれない」

そうとなったら現物を見ずに断るわけにもいかず、持ち主さんと繋いでいただき、本件の自転車は佐々木鉄工へと持ち込まれました。

持ち主の方曰く
「何十年も前に購入し、車に乗せては遠くの街や山で走った、たくさんの思い出の詰まった自転車である。」 と告げられ、事故の経緯や状況も教えていただきました。

「乗れなくなったが、思い出が一杯だからガレージに置いていた。どうにか元の形に直してほしい」

持ち込まれた自転車は、日本国内メーカーの自転車や一般的なロードバイクなどとは違う、変わった形状をしており、その姿には遊び心がありながらも気品が感じられた。

だが、その外国製の自転車は、自転車屋はもちろんメーカーでも修復はしないだろうと思うほど、フレームは大きく`くの字`に曲がっていました。

持ち主の方には、どうやって修復をしていくか、またそれによるリスクをご説明しましたが、
「佐々木さんのベストをしてくれれば良いから。俺は佐々木さんに任せる。」
そうお返事をいただき心が決まりました。

昔からものづくりの人間は、この手の言葉に弱いもので・・・・・・

そうしてこの日から、佐々木鉄工ベンディング史上初となる自転車修復作業の挑戦が始まりました。

後編へと続く

2020年6月22日(月) 電解研磨と食品加工業者向け凍結棚

ステンレスの溶接錆取りの様子(電解研磨)。写真2枚目上部が研磨前・下部が研磨後

食品加工業者向け凍結棚

2020年6月2日(火) 食品シューター製作

鏡面磨きの様子

2020年4月27日(月) ステンレス天板作業台とスライド中棚ラック

ステンレス天板作業台

スライド中棚ラック

2020年3月26日(木) 逆ネステナー(背高)とスクラップボックス

逆ネステナー(背高) 倉庫などでの保管用ラック

金属製などのスクラップを収納するスクラップボックス

2020年2月22日(土) 物流ラックと重機バケット

床板張りの物流ラック(オーダーサイズ)

重機のバケット

2020年1月16日(木) 就業規則の見直しと評価制度の導入

社労士さんとの打ち合わせの様子

パイプの曲げ加工

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